骨董品とは実際に何が価値のある骨董になるのか、そもそもの骨董品の定義がわからない方は多々いると思います。「骨董品とは古ければ古いほど価値がある」「骨董品とは昔の有名な巨匠が制作した何か」など、骨董品定義に対して漠然としたイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?一体どこからが「骨董品」なのかを紹介していきたいと思います。
実は日本と海外では骨董品定義に対する解釈が違います。アメリカでは、骨董品の明確な定義がされていて「通商関税法」を基に決められています。「骨董品とは製造された時点から100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品が唯一であり、欧米各国におけるアンティーク(骨董品)Antiqueの定義もおおむねこれに従っている」と記されていて、この骨董品定義は世界貿易機関でも採用されています。よって、加盟国の間では100年前に製造されたことが証明できるものは骨董品(アンティーク)という扱いになるのです。しかし、実のところ日本には骨董品のしっかりした定義はありません。前述で説明した定義よりも、「骨董品とは数十年前に作られたものも含めて骨董品」と呼ぶ場合が多いのです。