骨董品をフリマアプリで出品する(売る)ことは可能?
フリマアプリとはインターネット上でフリーマーケットのような場を提供するアプリの総称です。
メルカリやラクマに代表され、年々利用者が増え続けており今や日本人の約半分がフリマアプリを利用しているとも言われています。
お店だけではなく個人間で売買を行うことが当たり前になりつつあります。
では、このフリマアプリを利用して骨董品を出品する(売る)ことは可能なのでしょうか?
結論から言えば可能です。
実際にメルカリやラクマで検索を行うと多くの骨董品が出品されていることが確認できます。
このページでは骨董品をフリマアプリで出品する際の注意点やフリマアプリのメリット、デメリットを説明させて頂きます。
初めてそのフリマアプリを使用する場合であれば、まず会員登録が必要になります。
フリマアプリによって登録する項目は異なりますが、登録を完了させない限り出品を行うことはできません。
出品を行う際は基本的にアプリの案内に従っていれば問題ありません。
しかし、発送方法や販売価格、配送料の負担などは自分で決める必要がありますので、お金に関する部分は前もって決めておいたほうがいでしょう。
また、1点以上の商品写真が必要になります。
骨董品であれば状態を重視する方が多いですので、可能な限り多くの写真を載せるようにしましょう。傷や汚れがある場合はその部分の大写真も用意しておきましょう。
後でクレームに繋がりそうなことは前もって写真や補足説明で入れておきましょう。
出品までの流れに複雑な部分はありませんが、多くの写真を準備しなければいけない点や価値を図りにくい骨董品の販売価格を設定しなればいけない、と慣れていない方にはハードルが高いかもしれません。
冒頭でも説明させて頂いたようにフリマアプリの利用者は増え続けています。
利用者が多い=買い手が見つかりやすい、と考えられますので売り手にとっては大きなメリットです。
スマホが1台あれば家にいながら出品まで行うことができ、フリマ未経験の方でも初められることもメリットの1つです。
メルカリなどの大手では入金や支払いだけでなく、発送や匿名性を守るなどの仕組みがしっかりしているため、売り手・買い手ともに安心して売買を行うことができます。
フリマアプリの掲示板などを見ていますと、以下のような意見がありました。
1.利用者間のトラブル
2.手数料がかかる
3.運営の対応が悪い
1に関してですが、利用規約に沿ってしっかりと対応したとしてもトラブルに発展してしまうことがあるようです。
国民生活センターによると2012年と2017年の間でフリマアプリでのトラブル相談件数は20倍に増えており、同センターも利用の際は注意をするよう呼びかけています。
2の手数料に関してですが、サイトのシステムを利用しているため多くのフリマアプリでは売買成立時に販売価格から手数料を差し引く形を取っています。
そのため、出品者は手数料を加味した上で販売価格を計算する必要があります。
3の運営の対応に関してですが、基本的には利用者同士の売買であるため、トラブルであっても対応が悪い、返事が遅いといった意見が見受けられました。
「利用者同士で解決してください」と案内されることも少なくないようです。
あくまで個人間の売買となりますので、運営も間に入りにくいということかもしれません。
個人的な意見となりますが「いいえ」です。
その理由ですが、骨董品の価値や真贋は専門の知識を持った査定士や鑑定士でないと判断できないことが多いと思います。
そのため、価値がわからないまま出品し本来の相場よりも安く売ってしまった。
本物だと自分では思っていたが、購入した相手が鑑定を行い偽物と判明した場合などは大きなトラブルに発展する可能性があります。
売買成立時は宅配便での配送となるため、運送中に傷や汚れが付いた、破損した場合における責任の所在も曖昧となるため、配送中になにかあった際はトラブルに発展する確率が高いです。
では、骨董品を売りたい場合はどのような方法が最適なのでしょうか?
それは、骨董品を専門とした買取業者に依頼することです。
業者であれば専門の査定士が価値を正しく判断してくれますし、顧客対応にも慣れているためフリマアプリのように相手とトラブルになる可能性も低いです。
買取の種類によっては自宅まで査定に来てくれるものもありますので、準備の手間なども少なく初めて骨董品を売る方でも戸惑うことは少ないと思います。
フリマアプリが悪いという話ではありませんが高価な骨董品などは専門家に任せることをおすすめします。
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