破損した骨董品は修復したほうが良い?悪い?
骨董品は作られてから長い年月が経っており、時間の経過とともに劣化しやすくなっています。
丁寧に保管していても、色が変わる、ヒビが入る、欠けてしまう、汚れが付くといったことが起こるのは仕方のない部分もあると思います。
では、骨董品が破損してしまった場合などは修復した方が良いのでしょうか?
骨董品を高く売りたい、価値を下げたくないと考えている方は修復を検討するかもしれません。
しかし、骨董品は基本的に修復しない方が良いとされています。
このページではその理由と破損してしまった骨董品をどのように扱えば良いかということを紹介させて頂きます。
骨董品の価値を左右する要素の1つに状態があります。
傷や欠け、汚れなどがある骨董品とそれらが全く無い骨董品では価値や買取の際の金額に大きな違いが出ることが多いです。
しかし、だからといって破損している骨董品に修復を加えてしまうとかえって価値を下げてしまうおそれがあります。
その理由ですが、一般的に骨董品は作り手以外の人の手が入ると価値が下がるとされているからです。
素人の目からは修復した形跡がまったく見られないとしても、鑑定士のようなプロの目から見れば修復箇所はすぐに分かってしまいます。
修復自体にもお金や時間を掛け、その上で価値を下げてしまっては損をしていると言っても過言ではありません。
売却を考えている骨董品は破損があっても修復しないことをおすすめします。
破損した骨董品を売却すること自体は可能ですが、買取金額が低くなってしまう、破損の程度によっては買取を断られてしまうことは理解しておく必要があります。
特に注意が必要なのはフリマアプリやネットオークションなど個人間で売買を行う場合です。
破損がある場所や詳細などはしっかりと記載し、その箇所の拡大写真も掲載することで購入希望者に破損があることを前もって理解してもらうよう心がけましょう。
売買が成立し、商品を発送した後で購入者から「傷がある!聞いていない!」となれば、トラブルに発展する可能性が非常に高いです。
骨董品の買取業者であれば、破損のある骨董品として適正な価格を提示されると思いますが、破損があることを前もって伝えておくことで心象が良くなる場合もあります。
破損がある骨董品の場合は業者や査定士によって買取金額が異なることも珍しくないため、複数の業者に査定を行ってもらうことをおすすめします。
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