掛け軸を手放す時に「どこで手放せばいいだろう?」「意外と価値のあるもので高く売れないかな…?」「古くて保管状態が悪いけど買取してもらえるだろうか?」など色々気になる点は多いかと思います。
掛け軸取扱い店舗によっては、状態の悪い掛け軸でも査定して買取してくれるお店がありますので、付属品などが揃っていないからと諦めずに、何店舗かに問合せするのがオススメです。
こちらのページでは掛け軸買取のお店をご紹介していきますので手放そうと思っている掛け軸があればぜひ参考にしてみてください。
まずはネット上で公開されている掛け軸の買取情報の【画像】【品名】【買取価格】を集めてみましたので、実際にどんな買取実例があるかを見て行きましょう。
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李鴻章
書買取価格
645,000円
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圓山応挙
兎図買取価格
380,000円
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岡本秋暉
花鳥画 牡丹孔雀買取価格
218,000円
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小室翠雲
山水画買取価格
??????円
掛け軸で高い物の特徴として一番に思いつくのは、「有名作家」「保存状態」が一番大きく影響するとお考えではありませんか?
高額な掛け軸と言われても、見た目などでは判断が付きにくいものです。
上の4つの画像の中で、
どの掛け軸が高価買取してもらえる掛け軸に見えますか?
4つの掛け軸とも作家物でどれも古く、ヤケなどがあり保管状態も特別良いとは言えませんが、
また掛け軸の価格は買取手によっても変動し、ブレやすいので、目の前に実物があっても掛け軸の価値は判断できません。有名作家、無名作家に限らず高額価格の付く掛け軸も存在するため、
まずは掛け軸の箱「共箱」や「鑑定書」「証明書」などの付属品があれば一緒に持ち込みましょう。「掛け軸の時代」「掛け軸の出来栄え」「作家」「掛け軸の状態」の判断は専門的な知識も必要になってきますので、掛け軸の買取店は慎重に選び、1店舗だけではなく2店舗以上で見てもらうのがオススメです。
店舗によっての価格の差で、おおよその適正な価格も自分自身の中で分かってくるので、「これくらいの値段なら手放しても良いかな?」と思える基準も出来てきます。
また骨董品の買取り業者のほとんどは、査定料が無料のお店が多く、無料相談からでもOKというのもあるので、いきなりの査定はちょっと嫌だなという方はまずは相談から受け付けてくれるお店で見てもらい、自分自身で最後は納得の行く専門店で掛け軸買取の取引をしましょう。
掛け軸買取でオススメの骨董品買取店はこちら
俳人や詩人の作品も掛け軸にされていることも多く、掛け軸の分類にはどのような種類があるか、「骨董品買取業者が積極的に買取している掛け軸」をご紹介しますので、掛け軸について知りたい方も、こちらを参考にしてみてください。
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仏画
掛け軸の中で「仏画」とは仏教絵画すべてを指す言葉で、釈迦如来や不動明王など、仏教に関係する事柄をテーマにして描かれた掛け軸も「仏画」といいます。尾形光琳の掛け軸なら買取価格に期待できますが、平安時代や室町時代の作品で古く、作者不明でも高額買取になる掛け軸も存在しますのでご自宅に仏画掛け軸があれば一度買取査定に出してみるのがお勧めです。
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肉筆浮世絵
江戸時代に生まれた浮世絵のジャンルで、版画などでは無く、絵師が直筆で描いた浮世絵を「肉筆浮世絵」といいます。浮世絵とは江戸時代から明治にかけて描かれた、暮らし・流行・風俗などが反映された作品が基本となり、美人画や名所絵、風俗画などがあります。作者不明でも掛け軸の買取額に期待できる掛軸も存在しますので、手放すか迷う肉筆浮世絵がありましたら査定に出すのをお勧めします。
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山水画
「山水画」は、中国で成長した絵画の種類で、山や水(河川)などを描いた掛け軸です。風景画とは異なる存在で、特定の景色では無く「創造された景色」が描かれる事が多いのが特徴です。有名な作家としてあげるならば「酒井抱一」や、山水花鳥画を得意とした「池上秀畝」は掛け軸の買取価格も期待できる作家です。
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花鳥画
「花鳥画」はおもに花と鳥が描かれた掛け軸ですが、必ずしも花と鳥が描かれた掛け軸だけでなく、草木・虫・水生生物・小動物が描かれている掛け軸も含まれます。「沈南蘋」の掛け軸や、花鳥画に優れていた「堅山南風」は掛け軸は買取に期待できる作品が多いでしょう。
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墨跡
掛け軸は「書」と「絵画」の両方があり、「墨跡」は墨で書かれた、「書」の掛け軸が多く一般的です。「書」は掛け軸の中では比較的見る事の多い種類の掛け軸ではないでしょうか。江戸時代前期の「即非如一」の「墨跡」掛け軸は、買取値段に高額査定が期待できます。掛け軸は作者不明でも、一度買取査定に出してみるのがお勧めです。
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古筆
掛け軸の種類で「古筆」とは、平安時代から鎌倉時代に書かれた古人の筆跡で書かれた書道の掛軸です。「古筆」は定義があいまいで、掛け軸の品によっては書の流派が影響してくるかもしれません。作者は分からなくても値段に期待できるものも存在し、時代の古い掛け軸なら輸送中の破損が心配になりますので出張買取をしているお店に依頼するのがいいでしょう。