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珊瑚

『桃珊瑚』の骨董品としての価値や買い取りについて

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桃珊瑚のイメージ画像

珊瑚の中で最もサイズの大きい『桃珊瑚』は、彫刻を施した置物向きの珊瑚です。今回の骨董品では、桃珊瑚の買い取りををはじめ、特徴や魅力、歴史、作品などについてご紹介します。

桃珊瑚の特徴・魅力

桃珊瑚は桃色珊瑚とも言い、ピンクもしくはオレンジ色の珊瑚のことを意味します。産出が最も多いのは高知県近海、小笠原諸島、五島列島で、水深300~500mぐらいのところに生息しています。ここで採れる桃珊瑚は質が高いことで知られています。桃珊瑚は高さも平均1mと大きく、それほど硬くないため彫刻に適しています。桃珊瑚の中でも淡いピンクのものは「本ボケ珊瑚」、英語では「エンジェルスキン」と呼ばれ、加工するとやさしいピンク色が出てくるため人気があります。日本産の珊瑚には「フ」と呼ばれる白い斑点がありますが、桃珊瑚も例外でなく、フが見られます。ただ、加工をするときに、この斑点が見えないようにうまく加工するため、出来上がったものには見られず、その分質が高いものとして扱われます。

桃珊瑚の歴史

桃珊瑚は珊瑚の中で最も大きい珊瑚であるため、昔から置物などの材料として使われてきました。桃珊瑚が高知近海で初めて見つかったのは血赤珊瑚が見つかったころと同じ1800年代だと言われています。ただ桃珊瑚は初めから採取量も少なく、その後採取しすぎたためか、今では海底に存在していません。桃珊瑚は日本だけでなく中国やイタリアでも人気があり、そのため、現存の桃珊瑚の加工品は希少価値として扱われています。

桃珊瑚の作品

桃珊瑚で作った有名な作品はあまり知られていませんが、珊瑚の中では比較的大きいことと硬さが彫刻に適しているため、仏像や天女像などの彫刻品が作られています。またブローチや、ペンダント、帯どめ、数珠などにも使われています。特に本ボケ珊瑚とよばれる淡いピンクの桃珊瑚は若い女性に人気があります。

桃珊瑚の価値と買い取り

前述のように桃珊瑚はもう海底に存在しないため、珊瑚の中では特に希少価値になっています。他の珊瑚と同じように、桃珊瑚も色が均一であればあるほどその価値が高くなります。その一方で白い斑点である「フ」や割れを意味する「ヒ」があると価値が下がってしまいます。また、桃珊瑚では色合いがオレンジ色から淡いピンクまで幅がありますから、その色合いによっても価値が異なってきます。桃珊瑚は高さも1mほどあり、大きな置物などを作ることのできる唯一の珊瑚です。そのため、桃珊瑚で作ったもので大きいものはさらに価値が高くなります。いずれの場合も、桃珊瑚をお持ちで手放すことをお考えの場合は専門家に相談し、鑑定を受けることをおすすめします。

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