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中国美術

『硯』の骨董品としての価値や買い取りについて

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硯のイメージ画像

中国美術における硯は、実用性と美術的価値の両方を備えた書道の道具です。そんな硯の骨董品価値や歴史、硯の買い取りに関してご紹介します。

硯の特徴・魅力

硯(すずり)は書道をするときに墨を磨る道具として誰にでもなじみのある物ですが、中国製の硯の中には、価値が高く骨董品として取り扱われるものも少なくありません。中国製の硯は唐硯(とうけん)と呼ばれていますが、唐硯が価値があるのは素材に使われている石が優れたものであることと、硯に加工した場合にそこに施された装飾に美術的な価値があるためです。硯にとって優れた石とは、柔らかすぎず、硬すぎず、しかも墨を下ろすために必要な「石目」を持っていることです。

硯の歴史

硯の歴史は中国で紙に字を書くようになってから始まったものですが、現存している最古の硯は紀元前200年ほど前の漢時代のもので、古墳から発見されました。このころの硯は、現在のように墨を磨るのではなく、硯の上に墨の小さな塊を乗せそれに水を加えて墨液を作っていたようです。硯の「海」と呼ばれる墨液を貯めておく部分が作られるようになったのは5世紀頃で、それがだんだんと発展し唐時代末期になると、現在でも有名な端渓硯が作られるようになりました。そして宋時代になると硯の需要が伸びたため量産されるようになりました。

硯の作品

硯の作品として最も有名なのが広州近くにある端渓というところで産出される端渓石を使ったものです。端渓硯(たんけいけん)と呼ばれ、多くは紫がかった薄茶色ですが、その他黒や緑のものもあります。端渓硯が有名なのは、石の材質が墨を磨る上で柔らかすぎず、かといって硬すぎずちょうどよい硬さであることです。また硯に必要な墨を研ぐ機能を持った良質の「石目」があることも一つの要素になっています。端渓石は切りだす際のサイズが小さいものが多く、従ってその時の形状をそのまま利用して硯に加工し、そこに彫刻を施したものも少なくありません。中国産の硯には、端渓硯の他、洮河緑石硯 (とうがろくせきけん)、歙州硯(きゅうじゅうけん)、澄泥硯(ちょうでいけん)があり、これらは「中国の良硯の四宝」と呼ばれています。

硯の価値と買い取り

硯はもともと書道の道具として使われるものであるため、硯としての価値はまず実用面で優れているかどうかということになります。道具として質の良い墨を磨ることができれば、それだけで価値の大部分は評価されますが、さらに彫刻などが施されていれば美術品としてその価値はさらに高まります。特に、先にご紹介した「中国の良硯の四宝」の作品であれば高額での買取も可能でしょう。その中でも端渓の鉱山は現在廃坑となり生産が不可能であるため、ここで採掘した石で作った端渓硯はその価値が高いと言われています。いずれの場合も、硯をよく手入れし最良の状態に保持しておくことが大切です。その上で専門家の鑑定を受けることをおすすめします。

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