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中国美術

『中国掛軸』の骨董品としての価値や買い取りについて

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中国掛軸のイメージ画像

中国美術における中国掛軸は、西洋とは異なる独特の画法が用いられているため魅力的で、世界でも人気が高くなっています。今回は、そんな中国掛軸の買い取りや歴史などに関してご紹介します。

中国掛軸の特徴・魅力

中国の掛軸には、大きく分けると書画(習字)と絵画の2つがありますが、書と絵の両方を織り込んだものも少なくありません。これは中国絵画は紙に筆と墨を使って表現したものですが、書も絵もどちらも同じ道具を使った芸術作品であるため、書と絵は「線の芸術」として同類のものだと考えられていました。また、「詩書画一致」と言われているように、優れた詩人は優れた書士であり同時に絵描きでもあると考えられていたため、中国掛軸には山水画だけでなくその絵の一部に詩が書かれたものが多いのです。中国掛軸では西洋絵画に見られるような遠近画法ではなくものの本質を表現することに重きが置かれました。

中国掛軸の歴史

中国書画を見ると、初期の頃は仏教的な意味合いが強く、やがて三国志の絵などに見られるように人物画が主流となりました。そして8世紀になると、風景画として山水画や水墨画が生まれました。初期の頃は書や絵は額に入れて飾っていましたが、11世紀の宗時代に入ると、持ち運びが便利なように掛軸に貼って飾るようになりました。この頃は「文人」と言われた当時の知識人たちが絵を描くようになったため、こうした絵の掛軸は特に「文人画」と呼ばれています。明時代に入ると、文人画から派生した「南宋画」に対し、職業画家たちによる「北宋画」が生まれました。最終的には画家の人格と気品を重んじる南宋画の勢力が強まりました。

中国掛軸の作品

人文画の始まった宋時代には多くの画家が排出されました。台北故宮博物院には当時の作品がいくつか所蔵されていますが、中でも「高遠山水」の技法を用いた范寛の「谿山行旅図」や竹をモチーフとした文同の「墨竹図」などが有名です。明時代には宮廷画院が復活したため、宮廷画家と呼ばれた人たちが活躍しました。その中の1人李在による「琴高乗鯉図」は川で大きな鯉に乗った人物を描いたユニークな作品で上海博物館に所蔵されています。また明後期の巨匠「趙孟頫」は文人画の画家であっただけでなく政治家でもあり、美術理論家でもあった人です。趙孟頫の作品で有名なのが「秋興八景図冊」。これも上海博物館に所蔵されています。

中国掛軸の価値と買い取り

中国掛軸、特に絵画は西洋とは異なる独特の画法が用いられているため魅力的で、世界的にも人気が高くなっています。特に現在中国政府が1911年以降に制作された中国美術品の国外持ち出しを禁じているため、歴史の長い作品や著名な画家による作品の入手が難しく、その分、価値が高くなっています。ただし、掛軸は紙の上に描かれたものであるため、長期的に保存するのが難しいという問題があります。高額での買取を求められる場合は、歴史的な価値だけでなく保存状態も問われることになります。ぜひ専門家の鑑定を受けてください。

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